エジプト領事(Praefectus Aegypti)

 エジプトは、プトレマイオス朝滅亡後、ローマ領となった。人口と軍団駐留とで一流の属州に匹敵したが、長年神政一致の王政に馴染んだエジプト人を統治するためには、総督や知事ではなく、皇帝が直接統治する必要があった。そのため、皇帝は自らの代理としてエジプト領事を派遣した(騎士階級出身者から皇帝が任命し、皇帝のみに責任を負った)。実際には属州とは言えず、皇帝私領であったらしい。ティベリウス帝時代、二個軍団が駐留(iii Cyrenaica, xxii Deiotariana)。

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