執政官(consul)

(共和政時代)
 王政時代の王に代わる、共和政ローマ最高位の官職で、任期1年、定員2名。市民集会で選出され、元老院の承認を受けて就任する。リクトールの数は12人。
執政官の主な任務は、元老院及び市民集会を召集する事、軍事に関するいっさいを行う最高命令権(imperium)を有し、軍事編成権、軍事指揮権などを行った。また、重要な祭儀を行うことである。
 スッラ時代以後、任期を終えた執政官は、執政官代行として、属州総督として赴任することとなった。年齢上の資格は40歳以上(スッラの改革では42歳以上)。


(帝政時代)
 帝政時代となると、ただの名誉職となり、実権はほとんど持たなかった。ただ建前上は共和政体を続けていたため、その最高官職であった執政官に皇帝が一種のポーズとして就任してすることがあった。ほとんどの皇帝は即位後、年内に就任したが、皇帝自身が進んで執政官に就任する回数は、各治世によってかなり変化した。
 また、自分と後継者が同時にこの地位に就任することで、後継者を世間に認知させようとした皇帝もいた。
 なお、この役職はユスティニアヌス帝時代に最終的に廃止されることとなる。

予定執政官

補欠執政官


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